与野党の国会対策委員長は6日午前、国会内で会談。今の政治状況について、(1)今の行政府の文書管理等の在り方は国民の信頼を裏切り許されない(2)全容解明に向けて立法府として真相究明をしっかり行わなければいけない。特にイラクの日報問題についてはシビリアンコントロールの危機に瀕しているのではないか――との基本認識で一致し、今後の対応について協議しました。
会談ではこうした基本的な認識のもと、所管委員会で議論し真相究明することを確認。野党側からは具体的に、(1)イラクの日報問題については、来週衆院安全保障委員会を最低でも2回開催すること。その際に参考人として、黒江哲郎元防衛事務次官と岡部俊哉前陸上幕僚長、稲田朋美元防衛大臣の出席を求めること(2)衆院予算委員会でもイラクの日報問題について集中審議を開催すること(3)11日の衆院予算委員会の集中審議では、財務省の決裁文書改ざん問題をめぐり、以前から要求している迫田英典元理財局長、元総理夫人付きの谷査恵子氏、安倍昭恵総理夫人の証人喚問を行うこと――をそれぞれ求めました。これに対し与党側は、安保委員会の開催につては了承、そのほかについては現場で協議することとなりました。
また、同日開催される委員会については、対応していくことを与野党で合意しました。