9日午後、広島に続き日本労働組合総連合会(連合)主催の「被爆73年連合2018平和ナガサキ集会」が、長崎県立総合体育館で開催されました。
オープニングのハンドベル演奏では、長崎の山王神社にある被爆クスノキをモチーフとした福山雅治さんの「クスノキ」、および永井隆さんの同名の随筆をモチーフに作られた「長崎の鐘」が美しく奏でられました。
その後、(公財)ナガサキ平和推進協会の深堀譲治さんからの被爆体験証言、「核をめぐる最近の国際情勢:対立か、協調か」と題した長崎大学核兵器廃絶研究センター長・鈴木達治郎さんの講演、高校生平和大使からのメッセージ発表などが行われ、平和メッセージが採択されました。
冒頭の来賓あいさつで、宮崎辰弥連合長崎会長に続いて登壇した相原康伸連合事務局長は、核兵器廃絶を求めた署名を720万筆集め、日本政府に提出したことに言及。北東アジアの非核化と平和実現に向けた努力の重要性を訴え、対立する核兵器国と非核兵器国の橋渡し役として、核兵器廃絶を各国にこれまで以上に強く働きかけることを要請しました。