29日午後、国会内で市民連合と5野党会派の党首との意見交換会が行われ、立憲民主党からは枝野幸男代表が出席しました。

 市民連合の山口二郎さんは冒頭、「候補者の一本化や立憲野党の共通政策をまとめるのは、参院選挙のスタートラインに過ぎない。ここから野党と市民がともに力を合わせて戦っていきたい」とあいさつしました。

 その後、各党党首は市民連合からの政策に対する要望書に調印。

 枝野代表は、「市民連合の皆さんに今の日本が直面している危機感、国民生活と日本の未来を守るための政策をまとめていただき、野党各党でこれに署名した。署名に先立ち、本日午後1時から野党5党派の代表者で参院選の32ある一人区をほぼ一本化するということで、党首間で一致した。今、多くの国民の皆さんにこのままではまずいという危機感を持っていただいていると思う。その危機感を実際の選挙の結果に繋げていくために、一人区の一本化と、この政策についての合意は大事なスタートラインだ。参院選を通じて、新しい政治を大きく一歩前へと進めていきたい。立憲民主党もその中でしっかりと役割を果たし、市民の皆さん、野党各党の皆さんと最大限の協力をして大きな成果を得ていく」と決意表明しました。

 また、市民連合の広渡清吾さんは「市民連合の活動を一言で言えば、市民と市民、市民と野党、野党と野党を繋いで安倍政権以外の新しい選択肢を作ること。今回の参院選はいよいよ本番。安倍政権を倒す大きな第一歩としたい」と最後にあいさつしました。

市民連合政策合意案_20190529.pdf(署名前)