「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」の式典が21日、厚生労働省で開かれ、立憲民主党からは、阿部知子、逢坂誠二、本多平直、尾辻かな子各衆院議員が出席しました。

 ハンセン病は、感染力が非常に弱く、適切な治療を受けられれば後遺症なく完治が可能な病気です。にもかかわらず、「らい予防法」の制定により間違った患者隔離政策がとられたせいで、患者とその家族は耐え難い苦痛と苦難を強いられてきました。

 同法を1996年が廃止され、2001年6月22日に「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給に関する法律」が施行されたのを機に、厚労省は、患者とその家族に対する慰霊と名誉回復の行事を、毎年6月22日頃に開催しています。

 参列者は、厚生労働省の敷地内にある慰霊碑に献花を行ったのち、根本厚労大臣、安倍総理大臣(メッセージ)、山下法務大臣などの式辞に続き、ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会、全国ハンセン病療養所入所者協議会、遺族代表などの訴えに耳を傾けました。