2019年7月21日
参院選投票日を迎えて
国民のみなさまへのメッセージ
立憲民主党代表
枝野幸男
17日間の選挙運動期間を終え、投票日を迎えました。
安倍政権が発足して6年半、その間、国民の暮らしが豊かになったと言えない状況にあることは、みなさんお一人お一人が感じておられる通りです。「100年安心の年金制度」は、「人生100年時代の暮らしを支える年金」でないことも浮き彫りになりました。国民の暮らしの将来に対する不安は軽くなるどころか、現実はその真逆です。
安倍総理そして与党は「政治の安定」が必要だと言います。しかしいったい何を安定させるのか。耳あたりのいい数字ばかりを言いつのる一方で、都合の悪い情報は隠し・塗り替え・なかったことにする。「隠蔽と改ざん、忖度と開き直りの政治」を“安定”させて、その手によって消費税増税や改憲論議がなされることを決して許してはなりません。
立憲民主党は、今回の参議院選挙において、女性候補を比例で45%、選挙区で50%擁立するとともに、障がい当事者、LGBT当事者、働く者など当事者性と専門性の高い候補者を擁立しました。全国の立憲民主党の候補者はこの選挙期間中毎日、国民の暮らしを守るために実現すべき政策を、自身が選挙戦に臨む熱い思いを、いま真に政治が果たすべき責任を、そして国会の景色を変えようと最後の1秒まで街で訴え続けました。
国民の暮らしに目を向けた「まっとうな政治」を実現する力は、候補者でも立憲民主党でもなく、国民のみなさんお一人お一人こそが今、その手に握っています。
未来の政治を変えるのは政治家ではありません。
新しい政治を創るにはあなたの力が必要です。
この夏、ぜひ「あなたの手」によって政治を変えて下さい。