立憲民主党は12日昼、コロナウィルス対策関係連絡会議の第7回目の会合を開催しました。この会議は、コロナウィルス対策関係のあらゆる問題についての情報共有を目的としています。
冒頭、枝野幸男代表は、次のようにあいさつしました。
お疲れ様でございます。
この後、(13時)半から参院の本会議で、第2次補正予算が成立をするということのようでございますが、補正予算の審議を通じて、やはり指摘をしなければならないのは、持続化給付金の中抜き・ピンハネ構造。そして、そういったことをしても、きちんと迅速に必要な人のところに給付金が届いているのであれば、まだいろいろ言い訳のしようがあるかもしれませんが、現実には、(受け付けを開始した1日と2日に申請されたうち)いまなお1万人に届いていないというような話がありますし、5月の下旬の段階では、大変多くの皆さんが一本の連絡もないまま放置をされているなどという、明らかに給付手続きとしては大失敗が存在をしていたということであります。
そして同じような構造が、他もさまざまな支援策に同じような構造がある。これを放置したままでは、さまざまな施策が、打ち上げるアドバルーンのときはかっこよく見えますけれども、実際に必要な人たちのところにお金が届かず、中抜きをする人たちだけが潤うという、おかしな構造が持続することになります。
これに対して残念ながら、経済産業大臣の説明・答弁も、本質にしっかりと向き合ったものではない。残念ながら今後の支援策が本当に迅速に、必要な皆さんに届くのかどうか、大きな危惧を持たざるを得ないと思っております。
そして、この第2次補正は当初からの指摘の通り、10兆円という二桁違うのではないかという予備費が計上をされています。
5兆円分については、政調会長あるいは国対のご努力によって、一定の使い道を明示させることができましたが、さらにその具体的な使い方、そして残り5兆円の使い方について、しっかりと国会に説明をしていただきながら、進めていっていただかなければならないと更に強く、予算が成立をしても求めていかなければならないと思っております。当然のことながら、こうした問題が山積しているわけでありますから、「国会を止めるな」というのは当然のことだと思っています。
ここで国会を予定通り閉じることは、感染症対策を放り出して逃げることに他ならないと思っています。感染症対策から逃げる政権であるならば、政権そのものをしっかりと明け渡していただきたいと強く求めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。