共同会派の厚生労働部会は15日、国会内で会議を開き、厚生労働省および内閣官房より、新型コロナウイルス感染症の対策の状況および、東京都の感染状況と対策についてヒアリングを行いました。

 会議ではまず、厚労省から各国や各都道府県の感染症の発生動向や、PCR検査の実施状況、特別労働相談窓口における相談状況など、新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況について報告がなされました。特に、東京都の感染者数が4日連続(12日時点)で200人を超えるという現状を踏まえ、東京都の感染の状況と具体的な対応のあり方については、重点的にヒアリングを行いました。また、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金のあり方についても、重点的な説明を受けました。

 会場からは、「国会答弁では学生アルバイトも休業支援金の対象になると明言されていたが、シフトが切られたというのは対象外ということになれば、実質的にはほとんどの学生アルバイトは支援を受けられないことになる。これでは国会での答弁と矛盾するのではないか」との指摘や、「東京都での感染拡大に対して、業界団体にFAXするだけでは、感染防止を徹底しているとは言えない。具体的なリスクグループを見つけて、そこに特化した広報・通知をする必要があるのではないか」との指摘がなされました。

 立憲民主党はこれからも、国民の皆さまが抱える不安や困難に真摯(しんし)に向き合い、必要な提言を行ってまいります。